長い年月を家族とともに過ごしてきた、広い敷地と大きな家。
立派な黒柿の柱や、職人の技術が残る建具、四季を感じられる庭など、今ではつくることのできない価値が随所に残されていました。
建て替えか、売却か。
そんな選択を迫られていた一軒の家を、壊すのではなく、価値を見つけて再生する。
リードアセットが、新たな家族へ住み継いだ一邸です。
この家を壊してしまうのは、もったいない。そこから再生が始まった。
長くこの家で暮らしてきた売主様は、これから先のことを考え、子どもたちへ残す資産として家を整理することを検討されていました。
しかし、建物が大きいことから、建て替えにかかる費用は想定以上に高額に。
売却という選択肢も考え始めた頃、相談を受けた不動産会社からリードアセットへ声がかかりました。
実際に現地を訪れてみると、そこには立派な黒柿の柱、広い庭、年月を重ねても美しさを失わない建具。
一つひとつを見ていくほどに、この家が持つ価値が見えてきました。
「この家を壊して更地にして、建売住宅にするなんてもったいない。」
その想いから、リードアセット自身が物件を買い取り、建物そのものを再生することを決めました。


古いから残すのではなく、価値があるから残す。
再生にあたって依頼したのは、古民家再生の経験が豊富な建築士。
まずは建物の状態を丁寧に調査し、耐震診断を実施。
必要な耐震補強を計画しながら、これからも安心して住み続けられる家へと再生していきました。
一方で、建物だけが課題だったわけではありません。
接道面や境界の不確定さなど、販売に向けて整理すべき問題もありました。
測量士や鑑定士など、各分野の専門家と協力しながら、一つひとつの課題を解決。
そして、古い家だからこそ残っていた価値には、できる限り手を加えずに生かしました。
今では手に入れることが難しい希少な材や建具。
なかでも代表・田中が惚れ込んだ黒柿の床柱は、再生後の住まいにもその姿を残しています。


「こんな家を探していました。」新しい家族との出会い。
完成した物件は、売主物件としてポータルサイトへ掲載。
ほどなくして、一件の問い合わせが届きました。
「広い土地を探していたけれど、なかなか条件に合う物件に出会えなかった。」
そんな買主様が求めていたのは、広い土地と、自然を感じながら暮らせる環境。
実際に家を訪れ、建物に残された素材や建具の歴史、再生に込めた想いを知る中で、この家で暮らす未来を思い描いていただきました。
そして、理想の条件にぴたりとはまり、売買契約が成立。
長く家族の暮らしを支えてきた家は、次の家族の新しい暮らしへと受け継がれることになりました。